小早川 プレイしてみた。【ボードゲーム】
- プレイ人数:3~6名
- プレイ時間:約15分
- 対象年齢 :8歳以上
最近いろんなところで見かけるOink Gamesのテーブルゲーム。今回購入した「小早川」は一時品薄になってましたけど、ゲームマーケット2015秋あたりからまた売られるようになりました。
オインクのゲームはどれもデザインが洗練されていて素晴らしい。それだけで買う価値ある。
デザインが素敵なのでどれかひとつやってみたいと前々から思っていたのですが、ゲームマーケット大賞を取った「海底探険」やよく売っている「Rights」ではなくなぜか小早川チョイス。友達がやったことあったというので。
ゲームマーケットで買ってきてもらったのですが、最後の最後まで買うか悩んだそうです。なんせHP上で見る限りカードの大小で勝負するという情報しかよく分からない。それでどのくらい面白くなるのかと。ただルール説明書に思ったより文章が書いてあるので、きっと何かしらの仕掛けがあるんだろうと踏んで買うことを決めたそうな。
まず触ってみた第一印象。
重い。
コインが30枚ほど入ってるんです。このコインが重厚感ある。というかカードは15枚しかないのでほとんどそれの重さ。
ぶっちゃけコインこんなに立派じゃなくてもいいって人もいると思うんですが、違うんですよ。雰囲気ですよ。ボードゲームってさ、質感大事だと思いませんか?カードのデザインとか、エンボス加工具合とかさ。コマひとつでもこだわりあるじゃないですか。
……と、それはどうでもいいとして。
ゲーム自体もなかなか面白かったです。プレイはかなり手軽なのですが、カジノ的感覚は大人向けかも。タイミングの見極めはなかなか難しい。
小早川って何かと思ったら人の名前なんですね。なんていい加減な……と思ったけど、戦国時代の大名からきているという情報を得た。関ヶ原の戦いでどっちつかずの態度をとり、最終的に西軍を裏切った小早川秀秋氏。言われてみるとなるほど、そういうルールかもしれないなと。
コインのマークが家紋らしいです。しかし検索すると違い鎌の方も出てくるんだよな。違い鎌は家紋ではないっぽいけど。
簡単なルール
カードは1〜15までが1枚ずつ。1人1枚ずつ手札にします。
で、真ん中にあるカードが小早川さん。この小早川さんがクセモノです。詳しくは後で説明しますが、とりあえずこいつが小早川さんということは覚えておいてください。
それぞれのプレイヤーが自分のターンにできることは以下の2つのうちひとつ。
- 1枚引いて好きな方を1枚捨てる
- 小早川をめくる
なんと小早川さん、変わります。数字変わっちゃいます。なんて優柔不断な(´ー`)
1周回ったところで、そのカードで勝負するかどうかを順番に決めていきます。勝負する場合は1枚コインをベット(賭け金)。最終的にベットした人だけ勝負し、勝った人が全員の賭け金と+1枚のコインをもらえます。
小早川さんの役割は何かといいますと、なんと一番弱い人の味方をするんですね〜。一番数字が小さい人は、小早川の点数を足して計算します。
ここで注意するのはベットした人の中で一番小さい人という点です。賭けなきゃその数値は関係ない。
写真の状況の場合、15の人と1の人がベットした場合、一番小さい1の人に小早川の数字を足して14、足しても勝てないので左上の人が勝ち。
これが15と3がベットした場合、3+13=16になって勝つんですよね。ただし1の人もベットした場合小早川さん取れなくて負ける、みたいな。
捨てたカードも見ながら他の人のカードを予想して、勝ちパターンを探って、言葉で惑わせ……w
「15持ってる持ってる」とか言いながら相手に賭けさせないとか。まぁ、早々15引くことなんてないですからね。たまにホントに15引いててびっくりするからね。
最初の小早川さんが大きいと、結構悩むんですよね。15捨てて低いカード狙いにするか、誰かが小早川さんをめくってくれるのを祈るか。めくったカードがまた大きいカードだったりすると「おいっ!」って総ツッコミが入りますヽ(´∇`)ノ 状況悪化してるじゃねーか!、と。
このゲーム、明らかに後手有利です。小早川さんめくるか判断するのも、ベットするかも、一番最後の人がコントロールできる。なので同じ点数の場合はより先手の人が勝ちです。まあ当然ですね。先手も順番に変わっていきます。
戦略的というよりカジノ的楽しさなので、そういう勝負に強い人にはおすすめ。
私は結構好きです。勝負に出るタイミング計るの苦手なんだけどね。ほとんど勝ったことはないけど楽しかったです( ゜∀゜)・∵.