つれづれ。| ゲーム等雑記

ゲーム・ボドゲなどの感想をつらつらと書いています。

T.I.M.E ストーリーズ(タイムストーリーズ) プレイしてみた。【ボードゲーム】

  • プレイ人数:2~4名
  • プレイ時間:1セッション90分
  • 対象年齢 :12歳以上


このゲームを説明するのは非常に難しいのです。なにせ基本的に一度しかプレイできない。ネタバレ完全に厳禁です。パンデミックレガシーのようにコンポーネントにどうこうということはないのですが、ストーリーが分かってしまうと面白さが半減するので。まぁその辺は小説とかと同じ類と考えてもらえれば大丈夫です。

経験者が入ってプレイもできなくはないですが、持っている情報が不平等になってしまい、結局その人が先導する形になるので、まぁ初プレイ同士でやった方がいいんじゃないのかなー。謎解いていく楽しみという点で。一度やったリアル脱出ゲームをもう一度やる感じ、と誰かが表現しておった。


そんなわけでネット上に情報が全然ないのですが、私はとても楽しくて。誰かにこのゲームの面白さを伝えたい!ネタバレしない範囲で!という感じで興奮冷めやらぬまま書いているわけです。で、さっそく難しさに直面しているわけですがw


このゲームは協力ゲームです。全員で話し合ってゴールを目指します。簡単な枠組みだけ説明すると、TRPGボードゲームにした感じ


TRPGだと必ずゲームマスターが必要です。それをボードゲームがやってくれる感じ。本当によく考えたなこのシステム。

とにかく初プレイの時のワクワク感ハンパない……!もちろん選択肢が完全に自由なわけではないので、TRPGみたいにそこにドラマが生まれるわけではないですが、こうしたらどうだったか、別の選択肢はどうだったんだろうと想像するのがまた楽しい。この辺はどちらかというとゲームブック要素。


そういや下の世代の人がゲームブックをやったことがないと言ってて衝撃を受けたんだけど、流行った世代の下限っていくつなんだろう……


クリアの難易度は高めです。基本1周目ではクリアできない。周回プレイ必須です。そしてアホほど時間がかかります。


1回しか遊べないのでコストパフォーマンスをどうとらえるかですが、私は面白かったし、これだけの時間遊べたならいいのではと思ってしまう。別なメンバーで遊んでもらえばゲームとしては数回稼働することもできるし、システムは使い回せるものなので、拡張でストーリーを増やせます。このゲームは他の人が持ってきてくれたものなのですが、最初のセットはもう遊べないけど自分の家にも欲しくなってしまった……システム部分だけ発売してくれないかな。そしたらそれと拡張買うのに。


以下、ストーリーのネタバレはないですが、システムのネタバレはあります!それも含めて見たくない、初プレイを楽しみたいという方はブラウザバックでお願いします。






療養所にて


基本パッケージにはシステムのためのコンポーネント「療養所にて」というシナリオが入っています。このシナリオはいわゆる導入というか、システムを分かってもらうためのものらしいのですが……


初プレイ1周するのに4時間……!最初の方は没入感を高めるために読むという作業があるのですが、テキストが結構な分量ある!さすがTRPGモデルといった感じ。さすがにその日は2周目をやる気にはならず(この時点で夜中3時)、同じメンバーでわざわざタイムストーリーズをやる会を別に設定。


私はずっと楽しみで楽しみで。はよやろう、と言っていたのですが、みんなの予定が合わずなんだかんだ1ヶ月くらい先延ばし(´・ω・`)

その間が結構開いてしまうので、記憶を頼りにメモを作成。初回はメモも取らずにやってましたが、メモした方がいいですね……さすがに全部は覚えられない分量です。イラストを写真に撮るという意見もあったけど、さすがにそれはやり過ぎかなと。時代的にも施設的にもそんな技術はないだろうし(メモ帳があるかも怪しいけども)。あと見た個人がその絵から何を読み取るかというところも面白いです。私は英語読めないから完全無視して、他の見た人に「お前じゃわからんかったかー」と言われた( ´△`)



んで2日目。丸一日やれば2周くらいはできるだろうと思い、始めたのですが……


結局2日目も5時間かかったよ!いやぁ、うちらの進行が遅いせいもあるんですが、4時間で完走してる人とかどうやってるんですかね。


途中行き詰まってしまって選択肢をだいたい制覇したせいもありますが。あと謎解きむずくね!?

なんとかかんとか終わり、ミッションも成功しました(・∀・) ミッション失敗もありえるから油断できないぃ。


システムそのものはそれほど難しいものはありません。戦闘の処理が少し難しいくらい。ドクロの順番とか。あとはカードの情報を全部読み上げてはいけないとか。その辺のどれが良い悪いはかなり曖昧で、なんならセリフは口調真似したりしてました。まぁそれもこの世界観に入るためのもので、「こんなことあったよー」って伝える感じで言えばいいと思います。


若干訳が微妙なところがあったり、説明不足があったりします。トークンの処理が一番分からなかったかな。「トークンを得る」と「トークンを公開する」の違いがあるのかないのか。ターン消費するのかしないのか。その辺ちょっとわからない。どっかに書いてあったかしら?


簡単に導入部分を(ホビージャパンのページに書いてある範囲で)説明すると、時空の歪みが発生してるから、その時代に行って直してこいや!って感じです。その時代の人に乗り移って(「器」という表現をしていました)、時間を使って行動をし、それがなくなったら現代に戻ってくる。制限時間付き時空旅行という感じでしょうか。「療養所にて」は1921年のフランスが舞台らしい。

ストーリーについてはまだまだ分からないところが多いですね。それぞれの時代に行くという設定なので「療養所にて」のシナリオはとりあえずこれで完結なんでしょうが、現代のことが全然分かってない。何かあるんでしょうかね?その辺拡張に期待。


あとね、英語分からないと結構キツイ。下手すると詰む。こればっかりはしかたないのか……

状況によっては詰みポイントがあるとの噂ですがそれには当たらなかったな。ここかなーと心配になるところはありましたが、問題なかった。どこなんだろ。後で検証してみようかな。



終わった瞬間の達成感すごいですね。同じメンバーで拡張やることが決定しました(°▽°)(その前にパンデミックレガシーやるらしいですが)

たまには1つだけのゲームをじっくりやるってのもいいですね!最初は「そんな長いのめんどくさいなー」とか思って適当にやってましたが、気づけば何時間も経っていて、のめり込んでいました。あーいいゲームだったー楽しかったー(*´ー`*)