つれづれ。| ゲーム等雑記

ゲーム・ボドゲなどの感想をつらつらと書いています。

アズール(AZUL) プレイしてみた。【ボードゲーム】

  • プレイ人数:2~4名
  • プレイ時間:30〜45分
  • 対象年齢 :8歳以上


SPIEL 2017のスカウトアクションにて3位に入ったゲーム。スカウトアクションってのは人気投票みたいなもんで、その年の新作ゲームから選ぶらしいです。日本でいうゲームマーケット大賞かな。


んで、見た目が豪華ってのもあって、発売直後から大人気で。

このいいねとリツイート数よ。ツイート見た瞬間これはボードゲーム好き以外にも話題になるやつ!と確信しましたね。

この情報が出たのがお昼くらい。私がチラ見したのがたぶん午後2時ぐらい。予約開始したのがその日だったか……ちょっと確かじゃないんだけど、旦那にこんなゲームがあるけどーって話をメールでしたのは覚えてます。


買おうかどうしようか悩んでたんですが、そんなこんなしてるうちにAmazonとかあっという間に品切れで、帰ってきた旦那に駿河屋で定価で出てるよって言われて、ご飯そっちのけでとりあえず注文。即決しないといけないタイプのゲームでしたね……


ゲーム自体も評判に違わず面白い。意外と考えることが多くて、長考。1回やってみてなるほどなぁーこれはよくできたゲームだわーと思ったわけです。


ストーリー

一応ストーリー。ストーリーというか前提?

アズレージョは、ムーア人によってもたらされた美しい装飾タイル(元々は、白と青の陶製のタイル)です。ポルトガル国王マヌエルI世は、スペイン南部のアルハンブラ宮殿を訪れた際に、このムーアの装飾タイルの衝撃的な美しさに魅了されました。アルハンブラの美しい内装に心を打たれた王は、すぐにポルトガルの自らの宮殿の壁を、同様のタイルで装飾するよう命じました。「アズール」は、プレイヤーがタイル・アーティストとなり、エヴォラ宮殿の壁を装飾するゲームです。

外側はカラフルな箱なんですが、内側は同じ柄で白と青の模様なんですよ。これがまた美しくてね……細かいこだわりを感じるんですよ。イイ。とてもイイ。写真撮るために広げてるけど、見てるだけでやりたくなる。

簡単なルール


個人にボードが配られて、ゲームはそれぞれのボードの左半分のフェーズと右半分のフェーズに分けて進んでいきます。

工房の提示フェーズ(左フェーズ)

まずは左半分。その前に丸いボード(工房展示ボード)の上に、4枚ずつランダムに袋からタイルを取り出します。

袋もついてるんじゃー。ちゃんと「AZUL」のロゴ入り。すばらしい。


スタートプレイヤーから順番に、

  1. 工房展示ボードから1色をすべて取って、残りを中央に
  2. 中央から1色をすべて取る

のどちらかを全部なくなるまでやります。このとき初めて中央から取るプレイヤーは「1」と書いてあるタイルも一緒に取ります。これ、次のターンのスタートプレイヤーマーカー


スタートプレイヤーマーカー取れるじゃん!やったぁすぐ取ろう!と思ったら大間違いで、この「1」マーカーはマイナス点に行くんですねー(´・ω・`)

下の方に-1とか書いてある場所があって、そこにタイルを置くんです。


肝心の取ったタイルの置き方ですが、「1回に取った分は、同じ行にしか置けない」、「すでに他の色が置いてある行には、その色しか置けない」という縛りがあります。置ききれなかったものはマイナスへ。あとこれは2ターン目以降の話になるけど、同じ行で右側に置いてある色と同じものは置けない。

写真の配置だと、4行目には青しか置けませんね。2個取って1行目に置こうとしたときは、ひとつがマイナスへ行きます。

マイナスタイルは累積です。2枚置かれたら(-1)+(-1)=-2、3枚置かれたら(-1)+(-1)+(-2)=-4です。


工房タイルから1色取った後真ん中に置くってのがミソで、真ん中に同じ色が6個とかたまってくると……どうなるかお察し。マイナス加算待ったなし。ましてや5の行が埋まってたりしたら((((;゚Д゚))))))

それを見越して他の人に大量マイナスをなすりつけるってのも作戦です。


最初やった時はマイナスになるのが嫌で、スタートプレイヤーを取らなかったんですが、何回かやっているうちに意外とスタートプレイヤー取るのが重要かもしれないという結論に。早めに真ん中に手をつけると、全員が比較的傷が浅くて済みますw

壁へのタイルの配置フェイズ(右フェーズ)

そして右側フェーズ。
左側が終わった後、全て埋まっている行のタイルを1つ、右側の同じ色のところに置きます。写真だと2行目と3行目は完成しているので、右側の同じ色のところに置き、置いたタイル以外は取り除きます。完成していない4行目はそのまま。次のターンに持ち越します。

置くときは上の行から順に処理して行くのですが、点数計算が独特です。何もないところに配置したら1点ですが、隣接するタイルがあるとその枚数の点数になるのです。

この場合、赤を置いて3点。この効果は横だけでなく縦にも効果があるのですが、縦も横も繋がった場合、両方点数が加算されます。


こんなトリッキーなことも可能。黄色を置いて縦3点、横3点の計6点。まあ、この状態にするのに前のターンまでまったく追加点が入らないので、どうかとは思いますが。縦横に2個ずつ繋げて交点のところに置く方が効率的な気がする。


そうやって点数を計算し、マイナス点を精算したらまた左のフェーズに戻ります。



終了条件は誰かが横一列に5枚全部置いたらそのターンで終了。あとは追加得点の計算があったりします。同じ色5枚揃えたりとか。



やってみての感想。もうね、楽しくて楽しくて!何度もやってしまいますね。結構疲れるんですけど。あと何度も言うけどコンポーネントが素敵だよね、何度も言うけど!決断してよかった。


ちなみに盲牌できるかどうか友人が試してみたところ、柄付きかどうかぐらいは分かるように。そーいうの、いくない(´ー`)


今は在庫が復活しているようです。ホビージャパンなのにがんばってるぅ。いつ売り切れるか分からないけど( ゜∀゜)・∵.